エリザベス女王のひつぎは19日、ウィンザー城敷地内の聖ジョージ礼拝堂に入り、埋葬前の礼拝が執り行われた。

英ガーディアンやデイリーメイルなどによると、礼拝後、チャールズ国王ら英王室メンバーの見守る中、ひつぎは礼拝堂の地下にあるロイヤル・ボールト(地下墓所)に埋葬される。

地下墓署は英王室の王族が眠る地下室。礼拝堂の地下5メートルにある石室で、21メートル×8・5メートルの広さがあるとされる。両サイドの壁の棚に32のひつぎ、中央に12のひつぎが置ける。入り口は鉄の扉で閉じられている。ジョージ3世が1804年に建造させたとされ、完成は1810年。1820年に亡くなったジョージ3世以来25人の王族が眠りについており、エリザベス女王の夫で21年4月9日に99歳で亡くなったフィリップ殿下も埋葬されている。イングリッシュオーク材で、鉛の内張りがされているひつぎは、フィリップ殿下のひつぎと並べて埋葬される。