故安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の安倍派(清和政策研究会)は29日、国葬後初となる総会で同党の村上誠一郎元行政改革相の処分を求める決議を了承した。村上氏は安倍氏を「国賊」と名指し「反対が多い中、なぜ強行するのか」などと批判。国葬を欠席した。塩谷立会長代理(元総務会長)は近日中に茂木敏充幹事長に申し入れを行うとして「(村上氏は)離党すべきだ」とした。

最大派閥(97人)の安倍派総会にはアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバー生稲晃子参院議員も出席した。安倍派は会長ポストを空席とし、塩谷氏と下村博文前政調会長の2人が会長代理を務めているが、塩谷氏は「新しい体制も近々、示してまいりたい」と今後の派閥運営などを明らかにするとした。