スウェーデン・アカデミーは日本時間6日夜、ノーベル文学賞を発表した。有力候補の1人とされていた村上春樹氏(73)は受賞を逃した。

村上氏の母校兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)では、例年、同窓会幹部、在校生徒らが集まり、インターネット中継を見ながら発表を待つが、今年も昨年に続き、新型コロナウイルスの影響で見送った。

吉報は届かなかったが、同校の西田利也校長は「村上春樹さんがノーベル文学賞を受賞されなかったことはとても残念です。本校の卒業生である村上春樹さんの存在は生徒たちの誇りです。デビュー以来、長年、素晴らしい作品を発表し続けていらっしゃいますので、来年こそはと期待しています」とコメントを発表した。

同窓会の酒居淑子会長は「村上春樹さんの受賞がならなかったことは大変残念であります。作品のすばらしさがそれによって左右されるものではなく、同窓生としてこれからも村上さんの作品を愛し続け、応援し続けてまいります」とコメントした。