岸田文雄首相は7日、参院の代表発問で、長男翔太郎氏を首相秘書官に起用した4日付の人事について野党から「この人事が身びいきでない理由は何か」と説明を求められた。

岸田首相は「個別の人事について詳細はお答えを控えますが、政権発足から1年という節目をとらえ、適材適所の観点から総合的に判断した」と、これまでの説明を繰り返した。首相秘書官の俸給の決定には総理大臣に権限があるが、「俸給の額は法律に定められた手続きに従って、適正に決定される。その具体的な金額については個人情報にあたることから、お答えは差し控えますが。(長男が)公設第1秘書を務めていた前職と同水準になる」とした。