囲碁の若手限定タイトル戦、「第17回広島アルミ杯・若鯉戦」は26日午前に広島市内で、本戦トーナメント1回戦が打たれた。仲邑菫三段は小池芳弘七段に敗れ、ベスト8入りはならなかった。

このほか、今年の阿含・桐山杯決勝で井山裕太名人を下した3年前の覇者・平田智也七段は高雄茉莉初段、昨年優勝の上野愛咲美若鯉杯は大表拓都三段、一昨年優勝の藤沢里菜女流本因坊は常石隆志五段、村本渉四段は4年前の覇者・富士田明彦七段、小山空也五段は呉柏毅五段、大竹優七段は大西竜平七段、女流棋士の上野梨紗二段は六浦雄太七段をそれぞれ下して、勝ち進んだ。

同日午後2時からは準々決勝が行われる。組み合わせは平田対上野愛、小山対藤沢、大竹対上野梨、村本対小池。27日は午前中に準決勝、午後から決勝が打たれる。

この棋戦は2006年(平18)、30歳以下で七段以下の若手の対局機会を増やすために創設された。当初は非公式戦だったが、11年の第6回から公式戦となった。優勝賞金は300万円。