前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(74)が30日までにツイッターを更新。都立大教授で社会学者の宮台真司さん(63)が何者かに切り付けられ、重傷を負った事件について、「安倍元首相の暗殺といい、今回の事件といい、この国の現状に暗澹たる気持ちだ」と思いをつづった。

舛添氏は、「知人の宮台真司さんが襲われ重傷を負った。大学のキャンパス内だ」と事件に言及。「一日も早い回復を祈るとともに、警察は犯人の逮捕に全力を挙げてほしい」と願い、「学問の府で絶対にあってはならないことである。安倍元首相の暗殺といい、今回の事件といい、この国の現状に暗澹たる気持ちだ。衆愚性の表れでなければよいが」と懸念を示した。

宮台さんは29日、東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで何者かに切り付けられ、重傷を負った。

ネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を主宰するジャーナリストの神保哲夫さんは同日午後11時過ぎにツイッターで、「宮台さんは先程、手術が無事終わり、今ご家族が面会しています。たくさん縫わなければならず4時間の大変な手術だったようですが、今は意識もあり、ご家族とは普通に会話をされています」と報告している。