読売テレビ出身のフリーキャスター辛坊治郎氏(66)が17日、大阪市内でABCラジオの特番「辛坊治郎の万博ラジオ」(来年1月1日午後4時)の収録を行った。大阪府の吉村洋文知事(47)がゲストとして出演した。

1970年の大阪万博のときは中学生だった辛坊氏は「万博の話なら6時間、話せる」というほど万博が大好き。大阪万博の熱狂も知るだけに、心配事もある。

2025年大阪・関西万博では、物価高騰や円安などの影響で、著名人がプロデューサーを務めるテーマ館の建設工事で入札の不成立が相次いでいる。

辛坊氏は「建物をこんな値段でつくれるかよってなってますが、大丈夫ですか」と直球を投げ込むと、吉村知事は「大丈夫です。物価がだいぶ上がってますので、当初の予定とは違うところがある。変更を加えながら、やっていきます。しょぼい万博だけはやりたくない」と強調した。

健康や医療の分野に関わる展示を行う大阪・関西万博会場の地元館「大阪パビリオン」では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った「生きる心臓モデル」を展示する構想がある。

収録後、取材に応じた辛坊氏は「1970年の大阪万博はバーチャルの先駆けだった。25年の大阪・関西万博はリアルに回帰する場になる」と予測した。

収録のフルバージョンは来年1月1日のABCラジオで放送後、辛坊治郎公式YouTube「辛坊の旅」、ABCラジオ公式YouTubeでも放送される。

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