仲邑菫三段(13)が囲碁界史上最年少でのタイトル獲得を目指して上野愛咲美女流棋聖(21)に初挑戦する、第26期女流棋聖戦挑戦手合3番勝負第2局が26日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で行われ、白番(後手)の仲邑が上野に半目勝ちした。タイトル戦での初勝利を挙げて対戦成績を1勝1敗とし、最終第3局(2月6日、同所)に望みをつないだ。

敗れた上野は苦笑いするしかなかった。「序、中盤とうまく打っていたと思います。だいぶ楽観していてちょいちょい緩んだ手があって、ひどいなと思いつつ最悪の半目負け。ちゃんと打っていれば勝っていた」。

先週19日、神奈川県平塚市の開幕局を制した後、「次は最終局のつもりで」と話していた。「これが最終局だったら、結構悲しい。最終局じゃなくてよかった。次は最後まで最強な手を選んで戦えればと思います」と気を取り直していた。