トランプ前米大統領(76)が、12日に行われるNFLの王者を決めるスーパーボウルのハーフタイムショーでヘッドライナーを務める歌手リアーナ(34)を「才能がない」とめった切りにした。トランプ氏は、自身のSNSトゥルース・ソーシャルで「リアーナはスタイリストがいなければ、何者でもない。全てが悪い。そして才能がない」と書き込み、7年ぶりとなるライブパフォーマンスを行う世界的歌姫を酷評した。

大統領時代のトランプ氏の主治医で、現在はテキサス州議会の議員であるロニー・ジャクソン氏が、「NFLはなぜこんなくだらないショーをやるのか?リアーナはハーフタイムのパフォーマーであってはならない」とトゥルース・ソーシャルに書き込んだことに反応したものだと米メディアは伝えている。

リアーナは2020年の米大統領選を前に、「ファック トランプ(くそったれ トランプ)」とスプレーでペイントしたカラフルなアートを自身のインスタグラムに投稿したことがある。また、17年にトランプ氏がイスラム教徒が多数派を占めるイランやイラクなど中東やアフリカからの入国を制限したことを受け、トランプ氏を「モラルのないぶた」と呼んで批判したこともあった。

リアーナはアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで行われる第57回スーパーパーボウルのハーフタイムショーに登場し、昨年5月に恋人のエイサップ・ロッキーとの間の子どもを出産して以降初のパフォーマンスを見せる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)