れいわ新選組は22日、この日午前の参議院本会議で行われたNHK党のガーシー議員を「議場での陳謝」とする採決を、棄権したという声明を発表し、理由などについてつづった。

「今回の当該議員や政党を生み出すことがあるのも、『選挙』という民主主義の一部分だと、私たちは割り切っている」とした上で、今回の処分決定までへの一連の流れに「問題があると考えている」と指摘した。

当初、ガーシー氏が議院運営委員会に対し3月上旬に帰国する意思を示していたことを念頭に「そうであれば、その時期を待たずに、国会が除名処分へと駒を進めようとする動きはマズイのではないか。本人に帰国の意思があり、その時期を示しているならば、その予定に合わせたスケジュール組みを行うのが合理的ではないか」と主張した。

また「私たちが、特に連帯感を持っていないガーシー議員に対して、なぜそこまでの配慮が必要と考えるか。今回のことをきっかけに近い将来、国会の大きな政党間の恣意的な運用で、気に入らない議員や党を処分、排除など行える入り口となることを危惧するからである」とも訴えた。

今回の処分だけのために本会議が開かれたことにも異議を唱え「このような結論ありきの処分のためだけに本会議を開くのは違和感しかない。棄権だけではなく、欠席で抗議を示すれいわの議員がいるのはそのためである」と主張を展開した。