NHK党の立花孝志党首は24日、会見で昨年7月の初当選から1度も国会に登院せず、「議場での陳謝」の懲罰処分となった同党のガーシー(東谷義和)参院議員が帰国して登院する可能性について「現時点では五分五分」とした。

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで滞在を続けるガーシー氏に対して22日の参院本会議で「議場での陳謝」を賛成多数で可決された。ガーシー氏が本会議を欠席したため、尾辻秀久参院議長から次回の参院本会議出席を命じられ、27日午前11時の期限までに可否を明らかにするよう文書で通告されている。

ガーシー氏が応じない場合は懲罰委員会に再度付託され、最も重く議員の身分を失う除名処分の検討に入る見込みだ。ガーシー氏は当初から3月上旬に帰国する意思を示しており、立花氏は「帰って来るとしたら、次の懲罰委員会に突然、やって来るのが一番絵柄として面白い」と、サプライズ帰国して参院に参上するプランをぶち上げた。