東京・上野動物園が、21日に中国に移送されたジャイアントパンダ、シャンシャン(雌、5歳)の現地での様子について、公式ツイッターで連日、情報発信を続けている。

移送翌日の22日からは「【シャンシャン情報】」のタイトルで、より詳細な状況を報告。それによると、22日は「昨晩から今朝にかけては落ち着かなかったようですが、タケノコは食べました。午後には落ち着いてきたそうです。慣れるまではもうしばらくかかりそうですね」とのツイートだった。

23日には「昨夜から今朝までに、タケノコ8キロ、竹5キロを食べているそうです」と、だんだんシャンシャンの採食量が増えていることが報告された。

24日の投稿では「2/23夜から2/24朝にかけ、タケノコ8kg、竹2~3kg、リンゴ300gを食べました。リンゴはセンター職員の手から食べましたが、タケノコは手渡しでは食べませんでした」と記し「上野でいうパンダ団子は、味も見た目も違うのか、まだ食べません。中国のエサに徐々に慣れてきているようです」とつぶやいた。

21日の投稿は24日夜の時点で300万近く再生され、「いいね」も4・4万寄せられた。非公開の検疫施設にいるシャンシャンの写真はないものの、採食量の情報だけでなく、シャンシャンが滞在する「ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」の様子や、同行した動物園職員との打ち合わせ風景なども投稿されている。

シャンシャンが中国に行ったことで「シャンロス」になったファンも多いが、上野動物園の発信は、「今のシャンシャン」の様子を知ることができる貴重なツールになっている。