東京都北区長選(4月16日告示、23日投開票)に出馬表明したアイドルグループ「光GENJI」元メンバーで俳優の大沢樹生氏(53)は12日、区内で開いた決起イベントで「(区長選が)ゴールという目標ではなく、スタートラインになるという目標を目指して全身全霊で挑みたい」と、決意表明した。

大沢氏を推薦する地域政党「東京新党16」はこの日、北区と隣接する豊島区の区長選に、一般社団法人代表理事の中根善弘氏(59)の擁立を発表した。中根氏は「若者の心のケア、高齢者の孤独感の解消などを政策として訴えていきたい」と話した。大沢氏と中根氏は連携しながら、それぞれの区長選を戦うとしている。

大沢氏は「新たな志をともにする仲間が加わった。さらにワンチームを強化し、目標に向かって精進してまいります」とも訴えた。

北区長選にはこれまでに大沢氏のほかに、現職の花川与惣太氏(87)、北区議の駒崎美紀氏、都議の山田加奈子氏(51)、飲食店経営の橋本弥寿子氏(70)が出馬を表明している。

また、豊島区長選には元朝日新聞記者の神沢和敬氏(41)が出馬を表明している。2月9日に死去した高野之夫区長は、副区長の高際みゆき氏(57)を後継候補として挙げていた。【中山知子】