立憲民主党の小沢一郎衆院議員は13日、自身のツイッターを更新し、かつて政治行動をともにした元参院議長の扇千景(おおぎ・ちかげ、本名林寛子=はやし・ひろこ)さんの訃報を受けて、追悼のコメントを発表した。

「元参議院議長扇千景先生がお亡くなりになられたとの報を受け、大変驚いております。同志として政治行動を共にした際の、エネルギッシュなお姿が目に浮かびます。とても存在感があり、積極的にアイデアを出して果敢に取り組んでいく素晴らしい政治家でした。心から御冥福をお祈り申し上げます。小沢一郎」

扇さんは、1977年の参院選全国区に自民党から出馬し、初当選。当時の福田赳夫首相らが白羽の矢を立てた。扇さんはその後、自民党を離党。1994年、小沢氏が立ち上げていた新生党に参加し、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

2000年4月、小沢氏が当時の自自公連立政権からの離脱を決めた際に、2人はたもとを分かち、扇さんは二階俊博氏らと「保守党」を結党。初代党首を務めた。

扇さんは3月9日午前7時56分、食道胃接合部がんのため都内の病院で死去した。89歳。13日、松竹が発表した。

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