WBC侍ジャパンをマネする「ちょいまねジャパン野球部」のリーダーでお笑いタレント、クロワッサン。(41)が26日、埼玉・東松山市を半日精力的に巡った。WBCで人気者となったラーズー・ヌートバー外野手(25)の母久美子さんが東松山市の生まれであることから、特にヌートバーへの人気が高い。

地元のまるひろ通り商店会では、めがね店、フラワーショップ、ふとん専門店、飲食店などが「おめでとう」「やったぜ世界一」「感動をありがとう」などの言葉とともにヌートバーの写真やポスターをきれいに店入り口にはり付けていた。「日中は写真を撮影する人で通りがいっぱいになる。こんなに歩行者がいるのなんか珍しい。県外ナンバーの車ばかりだし、ヌートバー効果すごいです」と商店会事務局では目を丸くする。

海鮮系の丼を中心とした弁当店「丼丸岡村屋東松山店」では、ヌートバーの顔をモチーフにした「アイブラック丼」(1000円)が人気だ。シラスで白いキャップとして「J」ロゴはヌートバーの大好物のねり梅。光の反射を防ぐ目の下に入れるアイブラックは海苔(のり)のつくだ煮をたっぷり。さらにベビー帆立を瞳にして、めんたいこをくちびるに。

店内では常に目の下を黒く塗っている岡村孝幸店長(42)は「かなり出ますね。いろいろと研究しておいしいのをつくりました」と話しながら、クロワッサン。とアイブラック丼と一緒に「3つの同じ顔」で記念写真を撮っていた。【寺沢卓】