東京・神宮外苑の再開発計画に反対している米国人経営コンサルタントのロッシェル・カップさんは4日、自身のツイッターを更新し、再開発に反対する内容の手紙を小池百合子都知事らに送った音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなったことを受けて「彼が神宮外苑を支援してくださったことに対して直接お礼を言いたかったです」と、つぶやいた。

「彼は樹木を増やすNPOを率いており、いつか彼と木について語り合うことができる夢を見ていました」と記した上で、「『明治神宮外苑の再開発見直しを求める書簡は遺言』と言われています。その遺言が実現されるように努力致します」とも記し、坂本さんの思いも引き継ぎたいとの考えを示した。

カップさんは、再開発に反対するオンライン署名を最初に始めた。賛同は今も広がっており、この日、SNSで署名が12万5000人を超えたことを明らかにした。

カップさんは、坂本さんの訃報が流れた3日には「非常に悲しいニュース。ご冥福をお祈りします」と記した上で、ジャーナリストの江川紹子さんが「明治神宮外苑の再開発見直しを求める所管は遺言か…」と記したツイートを引用する形で「確かに。その遺言が実現されるように努力致します」ともつづっている。