東武鉄道と東武ホテルマネジメントは20日、「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」(東京・銀座)の今年秋のオープンに向けてのリニューアルを発表した。これに伴い、5月8日の営業をもって、全館休業することも明らかにした。

改装計画では、宿泊・宴会・レストランの各機能を有するフルサービス型ホテルとしての魅力を保ちつつ、アフターコロナで復調するインバウンド需要を見込んで、機能もデザインもバージョンアップさせる。コンセプトは、「GINZA CONTRAST」。これまでの歴史や文化を大切にしながら、情熱的に次世代へと発展する様子を表現する。

客室は、主要ターゲットであるビジネス客の満足度を上げるため、快適で過ごしやすい最新のデザインとする。ホテル1階部分が昭和通りに広く面した特性を活用。開放的なオールデイダイニングを配置して、銀座の街並みとマッチさせる。日本のクオリティーを発信する飲食店等の専門店エリアや、宿泊客や地域のビジネスマンも利用できるワークスペースなど、銀座を訪れる誰もが気軽に便利に使いたくなる場所を目指す。

同ホテルは1987年(昭62)、東武鉄道創立90周年記念事業として開業して以来、常に銀座を代表する国際ホテルを志向してきた。07年には、日本初となるコートヤードブランドにリブランドして、国際性をさらに強化した。今回はさらなるステップアップを図る。