立憲民主党の泉健太代表は21日、定例会見で国民民主党の玉木雄一郎代表がラジオ番組(19日)で立民の小西洋之参院議員の「サル」発言をめぐって「そんなことを言っている政党は政権を取れないし、取るべきではない。多くの有権者もそう思っていると思う」などと批判したことについて「言い過ぎだと思う。こういう仕掛けるような発言、けしかけるような発言というのは自民党が喜ぶだけだ」と反論した。また次期衆院選での国民との選挙協力については言及せず、「こういう発言をしていたら自民党が喜ぶだけだ」と重ねて強調した。

小西氏は3月29日、週1回の開催が定例化した衆院憲法審査会について「サルがやること」などと発言した。立民は11日、小西氏に対し、「幹事長による注意」の措置を発表したが、与野党から不十分とする批判が高まっている。日本維新の会の馬場伸幸代表は20日、立民との政策共闘の凍結継続を明らかにした。衆院憲法審の幹事会は小西氏に幹事会で説明と謝罪を求めているが、小西氏は応じていない。