70年ぶりに行われた英国王の戴冠式を終えたチャールズ国王(74)は6日午後(日本時間6日夜)、バッキンガム宮殿のバルコニーに王室メンバーらと姿をみせ、宮殿周辺を埋め尽くすように集まった群衆から、歓声の祝福を受けた。

バルコニーには、王冠姿のチャールズ国王とカミラ王妃、アン王女、エドワード王子夫妻、ウィリアム皇太子一家をはじめ、公務を行っている王室メンバーが参加した。

ウィリアム皇太子の長女シャーロット王女は、戴冠式での大人びた表情とは打って変わって、いつもの笑顔で手を振り、次男ルイ王子は驚いたような様子で、集まった大観衆を見つめていた。

長男ジョージ王子は、戴冠式でとともに介添人を務めた少年たちとともに参加。また、カミラ王妃の孫たちも参加した。

この場に、家族の一員として参加するかどうか注目されたヘンリー王子の姿は、なかった。戴冠式の後は、長男アーチー王子の4歳の誕生日を祝うため、米国にとんぼ返りすると報じられており、戴冠式は英王室との修復の機会にはなることなく、「弾丸帰国」となったようだ。