将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(39)に挑戦する第81期名人戦7番勝負第4局が21日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で始まり、正午になり、昼食休憩に入った。ここまでの藤井の消費時間は2時間4分、渡辺は41分。戦型は後手の渡辺が雁木(がんぎ)に進めた。藤井は早々と銀を繰り出し、急戦を狙う構えを見せている。

藤井は勝負メシは「かしわめし御膳」。かしわめしが福岡を代表する郷土料理。そばと天ぷらがついている。

渡辺は「にぎり寿司膳(わさび抜き)」を注文。ヒラメ、タイ、中トロ、イクラなど新鮮なネタがある。

両者ともしっかりとスタミナを補給し、午後の対局に備えた。

対局は持ち時間は各9時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は22日午前9時に再開する。