政治家女子48党(旧NHK党)の代表権をめぐる仮処分について、千葉地裁は大津綾香党首の申し立てを却下(26日付)したことを30日、大津氏側と、同党の斉藤健一郎参院議員側の弁護士にそれぞれ通達した。大津氏は同党の代表者の地位にあることを仮に定め、斉藤健一郎参院議員が同党の代表者の地位にないことを仮に定めると申し立てを行ったが、同地裁はいずれも却下した。

仮処分の決定を受けて大津氏はツイッターを更新し「仮処分としての緊急性は認められませんでした。但し、斎藤議員が代表者と認めるものではないという事と大津(私)が3月8日に代表に就任した事に関しては争いが無いと明記されておりました」と投稿した。また今後については「1週間以内に仮処分を控訴するのか、本訴するのか検討します」とした。

立花孝志氏は国会内で会見し、今後の対応について「毅然(きぜん)と対応していく。不当な和解交渉には応じない」と争う姿勢。斉藤氏は「今回の件に関してましては一切、すべて(立花氏に)お任せした形で議員活動に集中する」とした。