日刊スポーツでは、1日に名人を獲得して7冠となった藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)に関する緊急アンケートを行った。

10歳未満から80歳以上まで468人の回答があった。

「年内8冠の可能性」は、「達成」が全体の約84%の393人と圧倒的。残るタイトルの「王座」は取れず7冠が43人、「名人戦の後のどこかの防衛戦で負ける」が32人だった。

現在15回連続負けなしのタイトル戦の連勝については、「25回以上」が307人、「20回」が72人と、期待の高さがうかがえる。

「藤井名人をタイトル戦で止めるとすれば誰?」は、興味深かった。羽生善治九段が108人とトップ。今年1~3月の王将戦の健闘ぶりに、再度期待がかかっている。次に多かったのがその他で97人。内訳は、「これから出てくる若いプロ」が21人、藤井と同い年の伊藤匠六段が20人、プロ棋士養成機関「奨励会」の山下数毅三段(14)推しも7人いた。以下、豊島将之九段76人、佐々木大地七段69人、永瀬拓矢王座65人、渡辺明九段20人と続く。藤井とタイトル戦でぶつかる人への期待が高い。

同じアンケートを2020年(令2)7月、初タイトルとなる棋聖を獲得した際にも実施している。この時、10~80代以上の男女1570人の回答から、名人獲得の設問に「3年後」とした人が753人も占めていた。8冠全制覇も1110人が「できる」と答え、「3年後」が276人いた。予想はかなりの割合で的中している。今回は果たして?