れいわ新選組の山本太郎代表は9日、参院本会議後に取材に応じ、8日の参院法務委員会で入管難民法改正案の採決時、委員長席に詰め寄った際に自民党議員ら複数人に対し、けがを負わせたとして懲罰動議が提出される見込みとなったことについて反論を含めて説明した。

山本氏は机の上に乗って委員長席に飛びかかろうとし、制止しようとした議員らともみ合いになった。「けがを負ったということに関して、私は故意ではない。何かしら手が当たったということがあるならば、それはおわび申し上げる」とした。山本氏は委員会後、けがを負ったとする1人の議員に対して直接、謝罪したという。

一方で「政治の暴走を止めるという段階。体を張ってでも止めなきゃ、いけない。やむにやまれぬ気持ちで、1人で行動した」などとした。その上でこれまでも採決時などで発生した混乱について、「体を張った攻防は数々、行われてきた。取り立てて、これを珍しいことのように扱うのは分からない。少数会派、少数者の抵抗権を奪うもの」などと主張した。