立憲民主党の松原仁元拉致問題担当相（66）は9日、離党届を提出し、記者会見で次期衆院選は当選8回を重ねた東京3区（品川区、島しょ部）から小選挙区定数「10増10減」に伴い、新設された東京26区（目黒区、大田区北西部）に無所属で出馬することを表明した。松原氏は「40年近く、政治活動を続け、（自身の）住居も構えている大田区を含む東京26区を選挙区として選ぶことにした」と立民都連に上申していたが、調整が折り合わず、「次期衆院選が迫っている。やむにやまれず決断した」などとして離党に踏み切った。

松原氏は東京都議（2期）を経て、2000年衆院選に補選も含め、3度目の挑戦で初当選した。野田内閣で拉致問題担当相を務めたベテラン議員で憲法改正派としても知られている。