西武・プリンスホテルワールドワイド(本社=東京・池袋)は15日、来年初頭に「プリンス スマート イン 名古屋栄」を開業すると発表した。一昨年、営業を終了したホテルを改装する。名古屋市屈指の繁華街である栄に近く、周辺にはオフィスも多いことから、ビジネスとレジャーの両面での需要が高いとみている。同社の名古屋進出は2017年(平29)、名古屋駅に近いグローバルゲート内に開業した「名古屋プリンスホテル スカイタワー」に続き、2店目となる。

「プリンス スマート イン」は、デジタル世代の若年層を主要ターゲットとした宿泊特化型ホテル。ICTやAI技術を導入した非接触型のサービスを基本としている。予約からチェックアウトまでスマホ1台で完結できる。

20年10月に東京・恵比寿で初出店して以来、21年4月に静岡県熱海市、同年5月京都市の四条大宮、22年4月に同市の三条、22年10月に福岡・博多、同年11月に大阪市の淀屋橋と沖縄・那覇に開業している。来年初頭には宮崎市でも開業を予定している。