西武ホールディングスは2日、「SEIBU FAST SPORTS」プロジェクトを開始すると発表した。

スポーツをより手軽に楽しめる環境と、デジタルを活用した新たなスポーツの体験機会を提供する。その第1弾として、東京・品川の「品川プリンスホテル」内に手軽にゴルフを楽しめる施設「SEIBU FAST SPORTS FIELD 品川ゴルフ」を4日に開業することも明らかにした。

この施設では、ゴルフシミュレーターを3ブース設置。川奈ホテルゴルフコース(静岡)や大箱根カントリークラブ(神奈川)など、グループで運営する国内屈指のゴルフ場をイメージした空間の中で、本物のコースをバーチャルでラウンドできる。予約や決済には、専用アプリ「SEIBU FAST SPORTS Web アプリ」を使用してもらい、「手軽に」「楽しく」スポーツをできる環境を提供していく。

西武グループではプロ野球「埼玉西武ライオンズ」をはじめ、ゴルフ、スキー、スケート、フィットネスなど、さまざまなスポーツの施設やノウハウを有している。2021年(令3)度から本年度の中期経営計画に基づき、経営改革の一環としてアフターコロナに合わせたサービス変革を推進するため、昨年4月には経営企画本部内に「スポーツ・アーツ&カルチャー事業戦略部」を設立した。

今後、スポーツは都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー、不動産に次ぐ、第4の事業の柱としていろいろな戦略を展開していく。これにより、スポーツ人口の拡大、企業価値の極大化に向けて事業を推進するとしている。