オフィスが夏祭り会場に早変わりする風物詩「大手町縁日」が3日、東京・大手町で始まった。このイベント、ふだんとは違う雰囲気を楽しんでほしいと、2016年(平28)に始まった。付近の企業に勤務する若いサラリーマンやOLが足を止めたり、浴衣姿でやってきた周辺の住民らが、お祭り気分を満喫した。

江戸時代の大手町は江戸城のお膝元として、大名などが住む武家屋敷が立ち並んでいた。19年から協力している日本旅館「星のや東京」は、「江戸と東京が融合する大手町の夏の夜」をテーマに、江戸情緒あふれる催しを提供。今年初めて花火会社「若松屋」に声をかけ、「線香花火づくり」のワークショップと、花火遊びコーナーを設置した。どちらも行列ができるほどの人気ぶりだった。

同じく初めてワークショップとして開催した、涼しさを感じられる香りの原料をブレンドしてオリジナルの「匂い袋」をつくる「匂い袋づくり」や、江戸の人たちが作っていたとされる、くず粉と絹を使った日焼け止めを作って専用容器に入れて持ちかえる「江戸の日焼け止めづくり」にも、猛暑をしのぐ先人の「涼しい」知恵を学ぼうと、多くの人が参加した。

また、「お江戸やきそば」「とうもろこし焼き」のブースでは香ばしいにおいにひかれ、多くの人が縁日グルメを求めていた。

このイベントは4日も午後5時から9時まで開催される。