河野太郎デジタル相は15日の会見で、マイナンバーをめぐる一連のトラブルや混乱の責任を取るとして、閣僚給与3カ月分を自主返納すると発表した。デジタル庁内での初動の遅れに言及し「担当大臣としてけじめをつけるべきだと認識している」と述べた。

マイナンバーをめぐっては、他人の公金受取口座を誤ってひも付けるミスが相次ぎ、これまでに940件確認されている。誤登録に関してデジタル庁内での情報共有体制が十分でなく、河野氏が事態を把握するまでに時間を要した。

SNS上では「この対応でいいと思う」と理解を示すコメントがある一方で「これだけ多くの問題を起こして、給与3ヶ月で済む話ではないだろ」「けじめにならないけじめするより辞任せいよ」「全くケジメになっていない」など、厳しいコメントも寄せられた。

閣僚給与は国会議員の歳費とは別に、閣僚に上乗せされているのもの。