任期満了に伴う岩手県知事選は17日、告示され、5選を目指す現職の達増拓也氏(59)と、元県議の新人千葉絢子氏(45)が立候補を届け出た。

立憲民主党の小沢一郎衆院議員に近い達増氏は立民など野党の支援を受け、自民、公明両党が千葉氏を支援する、事実上の与野党一騎打ち。達増氏は第一声で「1人1人の県民に寄り添う行政を発展させてきた。これを生かして県民の幸福度を高めていきたい」と4期16年の県政運営に触れ、千葉氏は「岩手の未来のために一生懸命頑張りたい」と呼びかけた。結果は「小沢王国」岩手での小沢氏の影響力を左右するほか、直近の衆参両選挙に続いて知事選でも自民党が岩手で勝利するかが焦点。9月3日投開票。