国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、もし現在の自公連立政権に入ることになった場合の希望ポストを問われ「総理大臣ですね」と、即答した。

ともに出演していた自民党の佐藤正久参院議員や弁護士の橋下徹氏を含めて、スタジオから笑いや驚きの声、どよめきが起きた。橋下氏に「いきなりですか。財務大臣とかじゃなくて」と振られた玉木氏は「この話はね、もう、ね」と笑いながら、話を収束させた。

岸田文雄首相が13日に踏み切る見通しの内閣改造で、当初、首相が国民の連立政権入りを模索しているとの見方があった。最終的に環境や調整が整わずに見送られる見通しとなり、内閣改造のタイミングも、国民が連立に参加する場合に想定された「9月下旬」から、早まることになった。

玉木氏は、連立政権入りの観測について「我々から何か言ったことは1度もない。新聞を見たら書いてあったので、そうなのかなと」と、主張。その上で、党のスタンスとして「政策本位で、国民や国にとって必要な政策を進めるには、与野党を超えて連携、協力してやっていこうということ。与党であっても協力することはしますし、憲法改正の条文であれば、維新の皆さん、有志の皆さんと、共通条項もつくると」「とにかく、この混迷の時代、前に進めるために、協力するところは(他党とも)協力していきたい」と説明した。