阪神が14日、巨人に勝利して、18年ぶりのリーグ制覇を決めた。政界には「中日が優勝した年には政変が起きる」など、プロ野球と政治や政局をからめたジンクスがある。

中日と政治をめぐるジンクスは昭和の時代からだが、平成以降、「阪神の優勝年には衆院解散・総選挙が行われる」という新たなジンクスも生まれている。

阪神の過去のリーグ制覇は1962年(昭37)、1964年(昭39)、1985年(昭60)、2003年(平15)、2005年(平17)の5回。昭和時代の3回の優勝年には衆院解散総選挙はなかったが、小泉純一郎政権の2003年、2005年は、実際に解散総選挙が行われた。2003年衆院選で自民党は単独過半数を保ったが旧民主党の躍進もあり、議席を減らした。一方、2005年衆院選は、小泉氏が郵政民営化を争点に「小泉劇場」と呼ばれた熱い選挙戦を展開、自民党が圧勝を収めた。

全体では5回中2回とはいえ、平成以降では2回中2回とも、阪神優勝年に解散総選挙が行われている。この日阪神が優勝した今年についても、13日に内閣改造に踏み切った岸田文雄首相が、早ければ11月にも衆院解散に踏み切るのではないかとの見方が、与野党の間に急浮上している。

永田町で「解散風」がだんだん吹き始めている中での、阪神リーグ優勝。岸田首相自身は大のカープファンで知られるが、広島とのリーグ優勝争いを制した阪神の優勝年に、ジンクス通り衆院解散に踏み切るのか。解散のタイミングをめぐる岸田首相の判断に、注目が集まっている。

ちなみに阪神をめぐっては「優勝した年の翌年に株価が上昇する」「阪神が優勝したら日本経済が上向く」など、岸田首相が願ってやまないはずの内容のジンクスもある。【中山知子】

阪神優勝! 18年ぶり「アレ」11連勝締め球団最速/ライブ速報詳細