パラサーファーの西久保涼子さん(53)が「世界4位」となった。5月5日から8日までハワイ・ワイキキで行われたアダプティブサーフィン国際大会の「女子弱視の部」で、予選を勝ち抜きファイナルに進出。世界トップレベルのライバル相手に健闘し、4位で全日程を終えた。

「初めて4点台(採点スコア)をマークしたのはうれしいですが、世界の壁はまだまだ高いですね」。30代後半で「網膜色素変性症」と診断された。年々視野が狭まる難病で、今ではトイレットペーパーの芯ほどの範囲しか見えない。それでも2年前から本格的に競技を始め、あっという間に世界大会に出場できるレベルにまで到達した。

「他の障害のある2人の日本人選手(伊藤建史郎さん、藤原智貴さん)が優勝した姿を間近でみて鳥肌が立ちました。日本でも多くの障害者が挑戦出来るようになったらいいなと思います」。国際サーフィン連盟は32年パラリンピック・ブリスベン大会での正式種目入りを目指している。西久保さんもそこに目標を置く。「技術を磨いてもっと上を目指したい」。帰国後はジャパン・オープン(5月29~31日、静岡・静波サーフスタジアム)に出場する予定だ。