ドイツ・ベルリンで開催されたベルリンマラソンで24日、環境活動団体「ラスト・ジェネレーション(最後の世代)」が妨害活動を行った。マラソンのスタート直前、コース内にオレンジ色の液体塗料をまいた。団体メンバーの一部は警察官に拘束されたとみられる。団体は17日にもマラソンのゴール付近である観光名所ブランデンブルク門に塗料をかけていた。

◆「最後の世代」による主な活動

▽22年7月22日 イタリア・フィレンツェ 美術館に所蔵のボッティチェッリの「春(プリマヴェーラ)」に男女2人が手を接着した。絵はガラスで保護されており、無事

▽22年10月23日 ドイツ・ポツダム 美術館に所蔵のモネの「積みわら」にオレンジ色のベストを着た男女2人がマッシュポテトを投げつける

▽22年11月4日 イタリア・ローマ 美術館所蔵のゴッホの「種まく人」に複数人の活動家が野菜スープをかける

▽22年11月15日 オーストリア・ウィーン 美術館所蔵のクリムトの「死と生」に活動家の男2人が黒い油状の液をかける。1人は額縁に体を接着

▽23年5月21日 イタリア・ローマ トレビの泉に複数人の活動家が立ち入り、炭を含んだ大量の黒い液体をまく

▽23年9月17日 ドイツ・ベルリン ブランデンブルク門に活動家がオレンジ色のスプレーを大量に吹き付ける。警察が14人を拘束

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