立憲民主党の長妻昭政調会長は19日の会見で、自民党の杉田水脈衆院議員が2016年に自身のフェイスブックに「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」と写真付きで投稿した問題で、札幌、大阪両法務局から「人権侵犯」と認定されたことについて言及し、自民党の対応が「音なしの構え」だとして、今後追及する構えを示した。

長妻氏は「現職国会議員が法務局という当局から(人権侵犯と)認定されるということについては、あまり前例を知らない」と指摘した上で、「自民党からは音なしの構え。何も聞こえてこない。何ごともなかったかのようだが、本当にこれでいいのかなと思う」と述べ、杉田氏が会見を開かず、自民党も処分をしていないことを念頭に、自民党の対応に疑問を投げかけた。

また「日本が『人権後進国』といわれて久しいが、こういう汚名を払拭しないといけない。人権を重んじない日本の政権中枢を、変えていく必要があるのではないか」とも指摘した。

その上で「岸田首相は自民党総裁なので(考えを)聞いてみたい。総理総裁として、ちょっとした話だからいいんじゃないのとおっしゃるのか、何とおっしゃるのか。きちんと確認し、そこは、けじめをしっかりつけていただかなければならない」と述べ、10月20日召集の臨時国会で岸田文雄首相の認識をただしていく考えを示した。

杉田氏に対しては9月に札幌法務局が、投稿が人権侵犯に当たると認定。また18日、大坂法務局も認定したことが明らかになった。大阪法務局は、杉田氏に人権尊重の理解を深めるよう「啓発」を実施したことも分かっている。