恋愛感情につけ込み男性から現金を詐取したとして詐欺罪などで逮捕、起訴された「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)から詐欺で得た金と知りながら約4000万円を受け取ったとして、愛知県警は24日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで、東京都新宿区のホストクラブ店員田中裕志容疑者(26)と中野区の同店員橋本一喜容疑者(34)を逮捕したと発表した。逮捕は23日付。

逮捕容疑は21年6月と22年5月の2回にわたり、東京都新宿区のホストクラブで、渡辺被告が横浜市港北区の派遣社員の男性(54)からだまし取った金などと知りながら、現金計約4000万円を飲食代金として受け取った疑い。関係者によると両容疑者は同じ店の店員で橋本容疑者は店の責任者。渡辺被告は常連客だったとみられる。

渡辺被告をめぐっては、恋愛感情を利用して男性から現金をだまし取り、そのマニュアルを販売したなどとして、詐欺幇助(ほうじょ)罪でも起訴されている。