将棋の第71期王座戦5番勝負に初挑戦し、永瀬拓矢王座(31)を3勝1敗で下してタイトルを奪取するとともに、将棋界8大タイトル全制覇を果たした藤井聡太王座(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=21)のトークイベント「史上初八冠達成、将棋・藤井聡太新王座が自戦解説」が都内で行われた。

2部構成の前半は、山口恵梨子女流二段(32)とトークショー。参加者などからの質問に答える形で進められた。

「体調管理」について問われると、「睡眠の理想は7時間。現実は9時間くらい寝ています。気がついたら日が高いことがあります」と観客から笑いを誘った。ルーティンで行っているラジオ体操については、「空いた時間にユーチューブでやっています」と答えた。また、「リフレッシュで特にやっていることもなく、スケジュールもわりと適当」とふだんはゆるーい生活をしていることも披露した。

時間があれば「チェスプロブレム」(チェス版の「詰め将棋」)を解いているという。将棋界では青嶋未来六段(28)が全日本チェス選手権を制するなど、チェスのトッププレーヤーでもある。「いつか出場して青嶋六段を倒したいな。チェスプロブレムで」と、話していた。