英王室を2020年に離脱したヘンリー王子(39)の妻メーガン妃(42)が、21年に出演した米CBSテレビのインタビュー番組で長男アーチー王子(4)を妊娠中に「生まれてくる子供の肌の色を懸念した人物がいた」と発言して波紋を広げた件で、肌の色を問題視した人物は2人いたと、28日に出版される英王室に関する暴露本「エンドゲーム」で明かされていることが分かった。
英サン紙などが、王子夫妻の応援団とされる英王室伝記作家オミッド・スコビー氏が新たな暴露本の中で、妃の衝撃的な告白について「1人は王室メンバーで、もう一人は家族の一員または親戚を含む家族」であると明かしていると報じた。
妃が王室での人種差別を暴露したことを受け、発言者が誰なのかさまざまな臆測が飛び交う中、インタビュアーを務めたオプラ・ウィンフリーは「名前は明かされなかったものの、エリザベス女王や祖父フィリップ殿下ではない」と説明していた。
報道によると、スコビー氏は発言者が誰なのか知っているものの、「英国の法律により、それが誰であるか明かすことを禁じられている」と主張しており、著書の中で2人の名前は公にしていないという。妃は、21年に当時皇太子だったチャールズ国王に宛てて「ロイヤルファミリーの中に無意識の偏見がある」と書いた私信を送ったと報じられていたが、サン紙によると妃はその中で差別的発言をした2人の名前も伝えていたという。
当時、エリザベス女王は妃の告発を受け、人種問題について懸念を示しつつ「いくつかの記憶は異なるかもしれませんが、非常に深刻に受け止めています」と声明を出し、家族として個人的に対処すると述べていた。一方、ウィリアム皇太子(当時王子)は、「私たちは人種差別的な家族ではない」と強い言葉で反論していた。
王子夫妻の王室離脱を追った伝記「自由を求めて」を共著していることで知られるスコビー氏は、「エンドゲーム」の内容を巡って夫妻が深く関与しているとの報道や夫妻との親しい関係を否定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

