茨城県に本社がある「関東鉄道」は3日、公式X(旧ツイッター)を更新し「『関東鉄道』が初のトレンド入りをして驚いています。皆様から沢山の温かいお声を頂き、本当にありがとうございます」と投稿した。

関東鉄道では、2日に東京・羽田空港で発生した日本航空機と海上保安庁機の衝突、炎上事故に伴う滑走路閉鎖で羽田に着陸できずに茨城空港に行き先を変更して着陸した航空機2機の乗客を、JR石岡駅まで運ぶ「臨時バス」を走らせた。

2日夜、同社Xは「羽田空港滑走路閉鎖に伴う茨城空港へのダイバート対応のため,関鉄グリーンバス・関鉄バスにおいて車両を派遣しました。茨城空港からのバスは,スカイマークさんや空港職員さんの指示に従って運行しています」とポスト。続けて「21時10分頃,新千歳→羽田便2機全てのお客さまを石岡駅までご案内完了しました。寒くなってきましたので,気を付けてお帰りください」とも投稿し、乗客を気遣う言葉も書き添えていた。

羽田での突然の事故を受け、緊急対応となったとみられるが、「ご案内完了」を報告した同社の投稿に、SNS上では「人出不足等、たいへんな状況下での緊急対応お疲れ様でした。バスの底力ですね」「県民として関東鉄道さんを誇りに思います」「困っているかたを助けるために、お正月の寒い夜に働いてくださった皆さまに感謝です」など、感謝やねぎらいのコメントが殺到していた。

同社Xはこの日、「昨晩の茨城空港へのダイバート対応はスカイマークさんの呼びかけに,鉾田市の出久根観光さんや鹿嶋市の池田交通さんも即応されていました。今後もスカイマークさんや空港の方,近隣のバス会社さんと一緒に,関鉄バスも及ばずながらご協力できれば幸いです」とも投稿した。

3日の同社の投稿に対しても「それは関東鉄道の皆さんが心を一つにして困っている人の役に立とうとご尽力されていたからです。ドライバー不足など色々大変かと思いますが、これからも安全運行よろしくお願いします。」「地元の誇りです」「臨機応変で迅速な対応に感服しました!!」と、応援の声が相次いだ。