大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は7日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、派閥パーティーをめぐる政治資金問題を受けて自民党が近く設置する「政治刷新本部」について、現在取りざたされている改革案の内容を「生ぬるすぎて全然だめだと思います」とダメ出しした。「自民党の皆さん、危機感あるのかな」とも指摘した。

岸田文雄首相は、4日の年頭会見で「政治刷新本部」設置を打ち出し、党が政治資金パーティー収支を監査することや、収入は原則振り込みとすることなどの、新たなルールをつくると述べている。

しかし、橋下氏は「政治に対する国民不信というものが絶頂に高まってきている中、政治がこれから国民にいろんなことをお願いする、負担を求める時代になってくる中で、政治に対する信頼を取り戻そうと思えばこんな生ぬるい改革案ではだめ」と指摘。現在取りざたされている改革案では「ちょっとお茶を濁したような話だ」とも述べた。