自民党の衆院議員だった杉村太蔵氏(44)は10日、水曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「大下容子ワイドスクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演した。

自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件では、同派に所属した衆院議員の池田佳隆容疑者(57=7日に党除名処分)が、政治資金規正法違反で逮捕されたが、杉村氏は安倍派以外の派閥に言及。

「安倍さんが総理大臣だったから、これ(加計学園や桜を見る会に関連した問題)は不起訴だったんじゃないか、ってこの理屈だと」と話し「じゃ何で、岸田派(の議員が捜査線上に)上がってないんですか? 

岸田さんが総理大臣だからいかないのか…そういった話になってきてしまう」と言葉に力を込めた。

さらに杉村氏は「検察は、国民から常に公平に捜査をちゃんとやってくださいと(いう声があり)、時の権力者だろうと何だろうと、唯一の起訴の権利を持っているわけですから、公平にやってもらいたい」と懇願するように話し「そうしたら、どうしたらいいか。どういう制度に改正したらいいのか…」と怒りの矛先をどこに向けていいのか、やや困惑しながら呼びかけた。