12日に腎臓がんを手術した作家の百田尚樹氏(67)が14日、退院後初めて「完全復活ライブ」として新たなYouTubeを配信し、手術の詳細を明かした。

百田氏が受けたのは、ラジオ波で腫瘍部分をピンポイントで焼くという最先端手術。電子レンジの原理に似ており、手術中は「痛い、痛い、痛い、ですわ」と激痛に耐えていたという。

 

4年前の人間ドックでがんの兆候は見つかっていたが、「この性格なんで、ほったらかしですわ」と昨年の人間ドックで一回り大きくなっており、再検査でがんの確定診断。幸いだったのは、ラジオ波手術の保険適用が始まってからまだ1年ちょっとで、「4年前だったら開腹手術になっていたのでは。この性格が運の良さを引き出した」と、体への負担が少なかったことを前向きに捉えた。腎臓には腫瘍が2カ所あり、残る1つは2月に再手術する。

手術から一夜明けの翌13日には退院でき、この日はパジャマ姿で配信。「98%復活です。あとの2%は寝ぼけている程度」と元気いっぱいだった。配信後にはスーツに着替えて場所を移動し、当初から予定にあった講演を行った。