元テレビ朝日社員の玉川徹氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件についてコメントした。

番組では政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部が安倍派の幹部議員について立件を見送る方向で調整していることが取り上げられた。玉川氏は「今までキックバックを受けて難しいのは政治家には財布がいくつかあるんですよ。財布ごとに収支報告書があって、どれの不記載かを特定するのが難しい問題があったんですけど、今例えば安倍派なんかでも、みんなで修正しましょうってなっている」と言及。「修正するってことはどの収支報告書を議員側が特定することになるので、それで起訴状が書ける。だったら検察がやるかやらないかの問題なだけ」と指摘した。

その上で「やらなかったっていうなら、検察はちゃんと会見をして理由を言えと。4000万円以上はやりました。それ以下はやりませんでしたって一体何だと。それは国民から検察に対して言っていいと思うんですよ。我々の感覚からすれば1000万円も4000万円も高額です。それを検察が勝手に4000万円で線を引くってことであれば、もうこれは検察を信用できない。そのために検察審査会があるから、そっちだというそういう話に進んでいくと思います」と憤った。