将棋の藤井聡太王将(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖=21)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける第73期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局が20、佐賀県上峰町の老舗料亭「大幸園」で始まった。
開幕白星発進した藤井が連勝で8冠防衛ロードの24年初防衛に前進するか。王将初挑戦の菅井が巻き返し、タイに持ち込むか。シリーズの流れを大きく左右する一局となる。
午前8時43分、菅井が入室。その後、藤井が着座した。駒を並べ終えると、藤井は立会人の小林健二九段(66)に「いま暖房がついていますか」と確認した。
午前9時、小林は定刻になったことを告げると、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の藤井はいつものようにお茶を一口飲み、心を整えてから飛車先の歩を突いた。
菅井は角道を開けた。戦型は三間飛車に決まった。
昨年4~5月の第8期叡王戦5番勝負で2人はタイトル戦で初めて激突。3勝1敗(2千日手)で藤井が防衛したが、千日手局も含め、6局すべて三間飛車だった。これで王将戦第1局に続き、第2局も同じ戦型となり8局すべて三間飛車となった。
本格派の居飛車党の藤井と、振り飛車のスペシャリスト・菅井。2日制のタイトル戦で藤井が振り飛車を得意とする棋士と対峙(たいじ)するのは初めて。第1局では、後手番の藤井が中盤以降、的確な攻めで徐々に優位を築き、押し切った。
両者の過去の対戦戦績は藤井の10勝4敗。
対局は持ち時間は各8時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は21日午前9時に再開する。

