能登半島地震を受け、石川県の避難所では感染症対策に追われている。

多くの建物が全壊した珠洲市野々江町で避難所となった直小学校には地震発生から約3週間経つも、約70人が避難を続けている。野々江町本江寺区の久田明区長(67)は「隣の避難所では流行していると聞いた。感染対策は、喚起、マスクはしています。断水で手洗いはできないので除菌シートを配ってできる限りの対応をしている」と話した。19日に仮設シャワーが設置されたといい、「お風呂の悩みは解消された」徳地にいた。

直小学校の避難者は体育館で避難生活を続けている。「学校はもう始まっているし、仮設住宅は2カ月後くらいにできるようになるのかな。その前に避難生活をする人は20~30人くらいに減っていく。いずれは他の避難所と、まとまった場所に移ることになると思う」と話した。

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