最大震度7を観測した能登半島地震で、1892年(明25)から続く「高沢ろうそく店」(石川県七尾市)は、1階部分が押しつぶされるように倒壊した。

同店は主原料に植物ロウを、芯には和紙と灯芯草を使用し、和ろうそくを作り続けている。20日にホームページを更新し、再始動に向けて動きだしていることを伝えた。高沢久代表取締役の名で「出勤することができる社員の皆さんで、工場内の片付けをして、作業機械の調整、ロウを溶かすかまどの検査、ガスの検査、配管の修理など終えました」「地震のあと、初めての試験的に和ろうそくを作りました」などと記述されていた。