立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)が25日、X(旧ツイッター)を更新。“因縁”の相手である「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)の死刑をめぐる発言を「グロテスクな意見」と批判した。

ひろゆき氏は自身のXで、36人が死亡した2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件をめぐり、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判で、京都地裁の増田啓祐裁判長が死刑判決を言い渡したことについて言及。「何はどうあれ被害の甚大さから死刑というのはわかるんだけど、死刑になるための人を助けた医療関係者の努力を考えると、『死刑だから助けなくていい』という判断があってもいいような、、、」と私見を述べた。

この投稿に対し、弁護士でもある米山氏は「まず判決が確定するまでは死刑になるかどうか分かりません。判決確定後も、執行までは再審もあり得ます。それ迄は、被疑者・死刑囚としての制限は受けても人権を有し、病気は治療するのが法治国家です。助けない判断はあり得ません」と説明。ひろゆき氏の発言について「ネタの可能性を否定しませんが、グロテスクな意見だと思います」とつづった。

なお、ひろゆき氏は米山氏の投稿に先立ち、「死刑囚を生かす治療をするのは『裁判をする為』とか言われますが、生き延びて証言する事で死刑が免れる証言が存在するか?というと今の裁判官の判断基準では死刑一択だな、、と。生かすなら状況証拠だけで死刑が決まる裁判システムを変えないと意味がないかな、、と」とも投稿していた。

ひろゆき氏と米山氏をめぐっては昨年11月、ビジネス動画メディア「ReHacQ-リハック-」のYouTubeチャンネルで討論する模様が配信され、米山氏が“論破王”の異名をとるひろゆき氏を論破したと話題になった。