日本将棋連盟は14日、野月浩貴八段(50)と渡部愛女流三段(30、日本女子プロ将棋協会=LPSA所属)が入籍したと発表した。北海道出身の棋士同士の結婚は初めて。渡部は、引き続き渡部姓のままで活動するという。2人は同連盟のウェブサイトの中で、連名で「私事ではございますが、1月に結婚いたしました。力を合わせて、さらに精進を重ねて参ります。引き続き地元北海道を盛り上げていけるように活動をしていきたいと考えております。今後もどうぞよろしくお願いいたします」とコメントしていた。

野月は札幌市出身。勝浦修九段門下で、1996年(平8)10月にプロデビューした。98年度の早指し新鋭戦で優勝している。

渡部は帯広市出身。同じ北海道出身の中井広恵現女流六段から手ほどきを受け、09年4月にプロデビュー。18年に初タイトルとなる女流王位を獲得した。

ともにサッカー観戦が趣味で、地元のJ1コンサドーレ札幌のサポーターでもある。