米中西部ミズーリ州カンザスシティーのユニオン駅付近で14日、銃撃があり、地元当局は1人が死亡し、子ども数人を含む20人以上が負傷したと説明した。
警察は容疑者とみられる3人を拘束し、銃器を押収した。この日、現場付近では、11日のプロフットボールNFLの王者決定戦スーパーボウルで優勝した地元のチーフスのパレードが行われ、その後、同駅で祝勝イベントが開催。大勢のファンが集まっていた。休校になったため、子どもたちも多かった。
事件はイベントが終わるころに駅の西側で発生。ABCテレビの映像では、チーフスの赤いユニホーム姿のファンらが詰めかけた会場で破裂音が数回響き、一斉に逃げだしてパニック状態となった。SNSには、血痕が付いた地面の近くで倒れた人に心肺蘇生を試みる動画も投稿された。発生時、ステージ上にはまだチーフスの選手たちがいたが、スタッフ含めチーム関係者全員は無事だった。死亡したのは、地元ラジオ局でDJを務める女性。現場周辺は、警察官ら800人以上が警備していたが、凶悪事件が起きてしまった。
チーフスQBパトリック・マホームズは事件を受け、自身のX(旧ツイッター)で「カンザスシティーのために祈る」とつづった。チームも「われわれは無意味な暴力行為に心から悲しんでいる。犠牲者らに心からお見舞い申し上げます」との声明を発表した。
バイデン大統領は声明で「米国が最も団結するスーパーボウル」の優勝イベントのさなかに起きた事件であり、「米国の魂を深く切りつけた」と非難。議会に対し、銃規制強化に向けて行動するよう要求した。

