弁護士の萩谷麻衣子氏は6日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、「週刊新潮」に報じられた外国人男性との「ラブホ不倫」を認めて謝罪した自民党の広瀬めぐみ参院議員について「不倫は民法上の不法行為で違法な行為。軽率という認識しかない」と指摘した。

萩谷氏は、5日に広瀬氏が地元の岩手県盛岡市で行った取材対応で謝罪した際の様子を踏まえた上で「不倫はだめでしょう。不倫は民法上、不法行為で違法な行為。国会議員は法律を作る立場にあり。芸能人の不倫なんかよりも社会的な性質が全然違う」と、法律家の立場から、今回の行為の問題の深刻さに言及した。

広瀬氏は5日の取材に離党や議員辞職を否定し、党からは「厳重注意」を受けたとしている。これに萩谷氏は「国民に対して何らかの責任をとったことにはならない。党から何も(厳しい)処分もないのでは、まったく示しがつかない」との認識も示した。

広瀬氏は昨年、視察先や観光地をSNSにアップするなどして「観光旅行」と強く批判された党女性局のフランス研修に参加し、SNSに現地の料理の写真を投稿するなどして、国民をあきれさせた経緯がある。萩谷氏は「フランス研修の時にも、物価高で国民が苦しいということを本当に重く受け止めていたら、フランスでこれだけ観光して楽しんでますというような写真をSNSにあげることはできない。本当に軽率な認識しかないんだなということを強く感じる」と、資質への疑問も口にした。