英国のチャールズ国王(75)が「死亡した」というフェイクニュース(デマ)が日本を含む世界各国で、19日までにSNSなどで流布された。

複数の海外メディアは、ロシアの一部メディアが発信元と報道。宮殿側が否定したとも伝えた。日本国内でも「チャールズ国王死亡」「フェイクニュース」がトレンド入りする騒動となった。

ザ・ガーディアンによると、英王室通信が「国王死去」を伝える18日付の声明を発表したとするロシア一部メディアの報道を紹介。ニューヨーク・ポストも同様に伝え、宮殿が否定したことも示している。在ロシア英国大使館も「イギリスチャールズ国王の死に関する報道は捏造(ねつぞう)だ!(Reports about the death of King Charles are FAKE!)」と投稿した。日本国内でも、訃報の投稿を拡散するサイトが複数発生した。

チャールズ国王をめぐっては今年2月、がんを患っており治療に入ることを宮殿が公表。英BBCなどは、がんの種類は明らかにされていないとした上で、前立腺肥大症の治療中であるものの前立腺がんではないとしていた。